Play-on-Street 'Go / 碁 / 5' [アートコンペ] (2011)

(GO=5)を囲む = 「囲碁」

人が集う場所 = 公共性

ゲーム = 一時的な非日常性や精神的なゆとりの時間と空間を与える

ヨーロッパで週末によく見かける一風景、カフェや公園でテーブルゲームを楽しむ人たち 。そこには和やかで緩やかな時間が流れ、同じ場所で眺める人たちとともに、ルールによって共有されている。そして大きなチェス(固定)がある広場では、より多くの人が集まって見ている。それらは偶然性を伴う時間と空間の共有であり、より大きなコミュニティが発生する。

通常の10倍の大きさ約4m四方のをつくる。携帯性(モビリティ)を重視し、碁盤(シート)を折りたたみ可能かつ非常に丈夫で長持ちな天然帆布で、また碁石や持ち運びに便利な鞄(ゲーム中は碁石入れ)も同様に天然帆布で製作する。ただ天然帆布は自然繊維な為、当然水を含めば重くなり、手入れを怠ると変色したり腐食したりする。 そこには、ただ単にゲームを楽しむだけではなく、ものを大切にする人の愛着心が時間や記憶とともに反映されることとなる。

(目並べ)セット

・碁盤(4.55m x 4.24m -19線 / 1枚・ 天然帆布・約7kg)、

・碁石 (直径22cm / 361個・天然帆布・ 計約5kg)

・鞄(約60cm x 40cm x 40cm / 2つ・天然帆布・各約0.5kg)

用途  : ゲーム

制作協力 : 町田彩